度数があるからワインになる!ワインがジュースじゃない理由

赤ワイン ハート

ワインといえば美しいぶどう色や透き通ったマスカット色。ぶどうジュースにも見えてしまいますが、中身はまったくの別物です。

アルコールを含んでいることがワインの特徴であり、この度数によって食卓の楽しみの幅が広がります。

 

ワインがアルコールになるのはいつ?白と赤で度数も違う?!

ワインは、酵母によって糖分が分解されることでアルコールを含むようになります。ぶどうにはブドウ糖が含有されており、ぶどうの表面には天然の酵母菌がついています。したがってブドウ糖を酵母菌でアルコールへと転化することで、ワインが誕生します。作り方としては、ぶどうを軽く洗ってつぶし、砂糖を加えます。そのまま自然発酵も可能ですが、より発酵を確実にするため、ワイン用酵母を投入します。ここでアルコールが生じ、ぶどうがお酒へと変わるのです。熟成させろ過し、瓶に詰めればワインの誕生です。

アルコール度数はワインによって様々ですが、赤ワインと白ワインを比べると、赤ワインの方が度数が高い傾向があります。白ワインの度数が7〜14度程度なのに対し、赤ワインは11〜14度程度と比較的度数の高いものが多いためです。これは製造過程の差によるもので、白ワインの方が発酵温度が低く、発酵が止まりやすい特徴があります。したがって白ワインは発酵後に残る糖分が多く、甘口になるものもありますが、赤ワインの場合は基本的に辛口となります。このように、赤ワインと白ワインではアルコール度数や風味に違いがあるのです。

 

お酒が苦手でも大丈夫!女性にも優しい度数のワイン

ワインはアルコールが低めのものや甘口のもの、さらに炭酸入りのものなど、お酒が苦手な女性でも楽しめるバリエーションが豊富です。発酵の時間を調整することで度数や甘さを変えられるため、ラインナップの幅が広がるのです。

度数が高いと思われがちな赤や白でも、3〜5度までのアルコール度数が低いものが、市場に多く存在します。お酒は苦手な女性に向けて作られているものも多く、ラベルの可愛さも工夫されています。

また女性に人気なのが、ロゼワイン。長期熟成を行わないため、新鮮なぶどうの風味が残る、さっぱりとした飲みやすさが魅力です。またほんのり淡いロゼ色も、女性に人気の秘密です。製法は多様で、一般的なアルコール度数としては赤と白の中間にありますが、女性に人気なこともあり低度数の商品が多く発売されています。

炭酸の入ったスパークリングワインも、飲みやすさが人気です。これも、5度以下の低アルコールのラインナップが豊富です。

このように、お酒が苦手でも十分楽しめるバリエーションの幅広さが、ワインの魅力の一つです。ぶどうの風味を存分に味わいながら、食事を楽しむことができます。

 

食前と食後でオススメが違う!度数で変わる味わい方

悩みどころなのが、食前酒、食中酒、食後酒に何を選べば良いのか。ついつい店員さんにお任せしてしまいがちですが、基準さえ知っておけば、自分で選ぶ楽しみが増えます。

基本的なルールは、始めはアルコール度数の低いものから、徐々に強いものへ移行するというものです。したがって食前酒は、アルコールが弱く飲みやすいものを選びましょう。味の濃いワインだと、せっかくの食欲が半減してしまいます。発泡性で甘めのものを頼むと、胃に適度な刺激があり食欲増進につながります。食中酒では、好きなお酒を存分に飲んでください。しかし気をつけたいのは、あくまで料理の味を引き立てるワインを選ぶこと。魚料理には白を、肉料理には赤を選ぶのが基本です。そして食後酒は、アルコールが強めのものを飲んでみましょう。アルコール度数が強いと、満腹感をもたらし、胃液の分泌を促進することで消化を助ける働きがあるためです。また血管が膨張し、血流が活発になることで、脂肪燃焼にもつながります。

ただしお酒の弱い人は、無理にアルコールの強いものを頼む必要はありません。自分の身体や好みに応じて、楽しくワインを味わいましょう。


まとめ

この記事では、ぶどうがワインに生まれ変わるまでの過程、また、発酵の時間調整により度数や甘さをコントロールすることが出来ることをご紹介しました。食前、食中、食後と、タイミングに合わせたワインを選ぶことで、もっと楽しくワインを楽しめることでしょう!

 

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